冥王代生命学の創成 >
領域の概要
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新学術領域「冥王代生命学の創成」では、原始的な生命が誕生したと考えられる、地球誕生から約 6 億年間 (46-40 億年前)の「冥王代」に焦点をあて、生命がいつ、どこで、どのように誕生したかを、最先端の地球惑星科学、生命科学および有機化学などを結集し明らかにする新たな学術領域です。
冥王代の地球では、大陸、海洋、大気の三要素が循環的に相互作用し、生命誕生場となる極めて多様で動的な環境「Habitable Trinity」が作り出されました。この生命誕生場のモデル「Habitable Trinity モデル」を中核的な作業仮説とし、地球惑星科学、生命科学および有機化学を基盤とする相互依存的研究からのフィードバックにより、原始生命誕生において必須となる環境条件を特定し、生命誕生場は冥王代地球のどこで実現したのか?そして、それに必要な普遍的条件とは何か?これらの問いに答える「冥王代生命学」を確立する事を目指します。さらに、最新の惑星形成の理論研究と実験研究を進め、宇宙における生命誕生の普遍的条件を明らかにし、冥王代生命学を拡張した「惑星生命学」の基礎の構築を目指します。