研究領域
A02班: 冥王代化学進化(代表 H. Cleaves)
冥王代化学進化班は、多様で動的な環境条件を再現する複数のリアクターを接続し、多段階の化学進化を連続的に実現します
これまでは一様で静的な環境(深海熱水系等)が想定されいて、各段階の化学進化が不連続的かつ部分的に再現されたのみであり、生成物の濃度が低すぎる、化学進化の「デッドエンド」…タール、シアノヒドリン等、グリコシド結合(糖-塩基)が困難、リン酸の利用可能性の認識が不足という課題に直面しました。
これらの課題を環境の多様性とダイナミクスで乗り越えます。
- 乾湿反復(加水分解⇆脱水縮合)
- 複数の異なる条件のリアクターで独立に合成した生成物を合流
- 多様な触媒とエネルギー源 ポリリン酸(化学), 鉱物(電気), 太陽光(光)
目標とする生成物は…
①-a: | ポリリン酸 | |
①-b: | アミノ酸、アデニン(核酸塩基) | |
①-c: | 脂肪酸 | |
②: | リボース |
挑戦的な課題…
③: | 活性化ヌクレオチド(ATP) |
ポリペプチド、ポリヌクレオチド |